ロボットに仕事を奪われた世界で、人はどう生活するのか
定期的に上がってくるこれらのニュースですが、私の結論としては、
「ロボットが出来ない仕事」に人が流れ、結局今と変わらない生活が待っている
です。
なぜかというと、人は結局、オープンな情報下では、単純労働が待っているのです。
これは工場にも当てはまります。工場のルーチンワークでは、ロボットも導入されているものの、人間は欠かせません。
不完全な人間が生み出せるのは、不完全なロボット(システム)だからです。
誰でも出来る仕事、かつ、時間がかかる仕事というのは、不完全なシステムである限り、存在し続けます。
そして、その単純労働は、おおよそ時給で賄われます。大多数の人は結局、今と同じように時間を売ってお金を稼ぐしかないのです。
では生み出された車や、商品の利益はどうなるのか。
それは、情報を掴んでいる人々の総取りです。
なにか陰謀論的な匂いもしますが、これが事実です。車のエンジン技術、ソフトウェアのコード、商品の製造におけるノウハウこそが、会社の最大の財産なのです。
ロボットが自分の仕事をしてくれて、自分はバカンスを楽しむような世界は、ほぼ100パーセント来ないでしょう。なぜなら、ロボットを作る会社が利益を総取りするからです。そこでは、メンテナンス、デバッグ、高性能化が永遠に繰り返されるでしょう。
未来が今と変わっていることと言えば、格差がより拡大しているということです。
この未来に抗うには、発明するか、研究するか、自分が唯一無二の情報を勝ち取る以外にありません。
もっとも、ロボットのいる世界では、今より遥かに便利になっていて、ストレスフリーな環境なはずです。
そこで、今と同じように稼いで暮らすのも、良いのかもしれません。。。